環境水理ラボ

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魚道ワークショップの開催

平成30年度魚道ワークショップ開催のご案内

拝啓、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。

2017年には、6月27日から29日の3日間にわたって実施しました。27日、28日は日本大学理工学部駿河台校舎1号館121会議室にて実施し、累計181名が出席されました。28日は国土交通省関東地方整備局利根川水系砂防事務所管轄の神流川に設置された柏木堰堤および支川の中ノ沢に設置された第1砂防堰堤に設置された魚道の見学を行い、41名が参加されました。当日参加も含めると200名近くの参加がありました。2017年度では、多摩川をはじめ河川と人の付き合い方に高い関心を持つ俳優の中本賢様に「川はおもしろい」をテーマに話題提していただきました。また、日本大学生物資源所属の塚本勝巳先生にも「魚道とウナギ保全」および、イベント「うなぎレスキューかふぇ」をテーマに講演していただきました。さらに、「うなぎ展」を同時開催しました。すなわち、魚道および河川環境を技術のことばかりでなく文化の視点、海洋資源からの視点、生態の視点などを取り込んだ企画にしました。様々な話題提供および意見交換を行うことができ、学会等とは異なった状況を創出することができました。熱心に参加された方々のおかげで盛会に終了することができました。改めてお礼を申し上げます。

今年度につきましては、川と海のつながりに重要な干潟の存在を含めて昨年と同様に参加される方から魚道ばかりでなく、水生生物の生態系保全と洪水対策の調和のとれた河川整備の在り方などについて技術・研究・文化・生活など幅広く話題提供をしていただき、活発な意見交換をさせていただきたいと考えています。また、最終日には50名前後の参加者を募ってバスで移動して、砂防区間の河川に魚道整備された現場を見学し、意見交換をしていきたいと考えています。

話題提供に基づいた意見交換会を初日および2日目に実施し、3日目に現場へ向かい活発な議論ができればと思います。参加費用は無料です。参加状況によっては参加日ごとに人数調整を行わせていただきますが、入退室の時間の拘束はありません。また、話題提供は任意です。参加される全ての方が話題提供するわけではありません。また、話題提供者はどのような立場でも歓迎します。話題提供していただける方は6月1日までに題目、400字から800字程度の話題提供の概要、話題提供者名、希望発表日を明記したものを送信してください。こちらから改めて話題提供の発表スケジュール等のご案内をお知らせいたします。なお、発表件数が多い場合には、日程変更のご相談または選考させていただきます。

昨年開催しました魚道ワークショップの概要については、水利科学の冊子にまとめたものを発行していただいております。
魚道整備に関心がある方であればどなたでも参加できます。多数の参加をお待ちしております。

開催日
1回目:6月25日(月)/2回目:6月26日(火)/3回目:6月27日(水)
開催場所
1日目・2日目:日本大学理工学部駿河台校舎1号館121会議室(150名定員)
3日目:の状況を見学(多摩川の干潟の見学)
(駿河台校舎7号館前集合・駿河台校舎7号館前解散)
開催時間
1日目:午前9時半から午後4時
意見交換・懇談会:午後5時から午後7時参加費1000円です。
2日目:午前9時半から午後4時
3日目:午前8時から午後5時
現場
多摩川干潟の見学
コーディネーター
流域生態研究所 所長 妹尾優二
日本大学理工学部土木工学科 教授 安田陽一

募集は終了しました